これ、Lisp由来の機能と聞きますが、まあ、Pythonを強力なものとしているひとつの理由でもあるデータ構造なんです。
どのくらい強力かというと、気になる事務のあのコのおっぱいに触れるかも知れないくらい強力なデータ構造なんですよ。(無理です)
ちなみに、詳細な説明はこの辺にあります。
あと、この辺も参照しとくといいかも知れません。
ある値の連続した構造をもつデータをPythonで「リスト」と呼びます。
この、「値が連続している」ということが重要で、例えばfor文なんかで一括でループ処理をする場合に便利だったりします。
まあ、Pythonの場合には、このリスト構造を処理するための、かなり強力な機能があるのですが、ま、それはまた後ほどってことで。
なんで、Pythonリストが強力かというと、「変数の連続したもの」であるからです。
Pythonの変数は四次元ポケットである、と説明しました。何でも入るんです。その何でも入るのが、連続して繋がってるのがリストなんですね。
データを表現するのに、これほど「都合のいい」入れ物は他にないと思うんですよ。
もう、なんでも入ります。
リストの中にリストだって入れられるわけです。
そう、先日のプログラム構造のこの部分が、リストの中にリストが入った入れ子の状態ですね。
#インストールコマンド群 installCommands=( ("gksudo add-apt-repository ppa:khf03353/ppa-kaorin","gksudo apt-get update",'gksudo "apt-get -y install mikutube"'), #一つめのチェックボックスのコマンド群 ("gksudo add-apt-repository ppa:khf03353/ppa-kaorin","gksudo apt-get update",'gksudo "apt-get -y install mikukabe"'), #二つめのチェックボックスのコマンド群 ("gksudo add-apt-repository ppa:khf03353/ppa-kaorin","gksudo apt-get update","gksudo "apt-get -y install mikukabe"') #三つめ以降は、このように増やしていく )
一つめのチェックボックスに対応する項目としてinstallCommand[0]として、コマンド群を取得していましたが、これは2次元のリストなので、installCommand[0][0]としてやることで、"gksudo add-apt-repository ppa:khf03353/ppa-kaorin"という文字列が取得できます。
まあ、リストなので、for文に入れてしまうのが簡単なので、前回のプログラムでは、そのまま、一次元のリストとして扱っていましたが。
んで。
リストには、以下の2種類があります。
- [] リスト:中の値を入れ替えることができるし、追加、削除も可能。変数の塊。
- () タプル:中の値を入れ替えることも追加/削除も不可能。定数の塊。
これは、プログラム実行中に、値が書き変わってしまっては困るからです。
間違えて代入しても、タプルなら実行時に怒られるので安心です。(笑)
ただ、どちらもリストには違いありませんし、値(中身)の書き換えや、連結、削除が可能かどうか、という点を除けば、性質的な違いはありません。
まあ、アレですよ、リストは出し入れ自由で、いろいろ出来ますが、注意しないとキケンですが、タプルは、見てるだけなので安全ってことです。(なにを
#中出し厳禁。
どちらも
ま、こんな説明では、イマイチ便利さが伝わらないんじゃないかと思うんですが。
コンピュータにデータ処理をさせるというのは、言ってしまえば、連続データを処理するのが一番効率がよいわけです。
データベースなんか、まさにその典型なんですが。
で、その連続データを、「形を気にせず扱える」ことが、このリスト構造の強みなのです。
とはいえ、今回のサンプル、この手のリスト構造の強力さをアピールするようなツールではないので、まあ、仕方ないのか。
いずれにせよ、連続するデータを扱う場合には、このリスト構造を使うと便利、ということだけでも覚えておいて貰いましょう。
せっかくなので、次回、設定ファイルの書き換えをやります。
少し、ホンの少し、今よりもリストの強力さが解るようなサンプルのメソッドを作ります。(^^;
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